「周りの友人が次々と新しい扉を開いているのに、自分は立ち止まったまま…なんだか置いていかれている気がする。」
そんな漠然とした焦りを感じている、あなたへ。
「今の状況を変えたい」「新しい環境に飛び込みたい」…そう考えたとき、「地方移住」という選択肢が頭をよぎる方もいるかもしれません。
「いつか暮らしてみたいな」という憧れ。
でも、同時に「移住先で仕事は見つかるのか?」「特別なスキルがない自分には無理なのでは?」といった不安が、その一歩をためらわせていませんか?
安心してください。
実は、数年前まで同じように「今のままで良いのか…」と悶々と悩み、新しい一歩を踏み出せずにいたのは、何を隠そう私自身です。
そんな私が、大きな決断をして地方へ移住。そこで自分なりの「手に職」を見つけ、想像もしていなかったキャリアを歩むことができています。
この記事では、私のリアルな移住・転職体験談から見えた「地方の仕事のリアル」、そして「特別なスキルがなくても地方で重宝される『手に職』の見つけ方」を具体的にお話しします。
私の実体験から語る:なぜ地方でエクセルスキルが役立つのか?~SUM関数レベルでも重宝された話~
地方移住を考えるとき、「新しい環境に飛び込みたい!」という期待と同じくらい、「移住先で仕事は見つかるのか?」「今の自分のスキルは地方で通用するのか?」といった不安がつきまとうものだと思います。特に、「特別な手に職」と呼べるような高度なスキルがないと感じている方は、この点が大きなネックになっているかもしれません。
正直、私自身もそうでした。
しかし、実際に地方に移住して働き始めて、私は正直驚きました。
なぜなら、前職の小売業では「当たり前」とされていたエクセルスキル、それもSUM関数が使えるだけでも、地方の現場では非常に重宝されたのです。
私が配属された地方の職場では、前任の方が作成したエクセルファイルを見ると、驚くことに「=A1+B1+C1+D1」といったように、電卓代わりに数式を一つ一つセルに足し算しているような状態でした。関数という概念が、ほとんど使われていなかったのです。
そんな状況の中で、私が活用したのは、エクセルを少し勉強すれば誰でも使える基本的な関数、例えば SUM関数 や SUMIF関数 などです。VBA(マクロ)のような高度な知識は一切触れませんし、今でもできません。
具体的な例を挙げましょう。
以前の職場では、例えば「A商品10個入りセットが5セット、A商品20個入りセットが3セット」といった注文があった場合、注文書を見ながらA商品の合計がいくつ必要かを電卓で計算していました。
そこで私は、エクセルの受注書フォーマットを少し改良しました。具体的には、所定のシートに注文書の内容をコピー&ペーストするだけで、SUMIF関数 を使って各商品の合計個数が自動で計算されるような仕組みを導入したのです。
この小さな改善は、職場で大きな反響を呼びました。
「電卓で一つ一つ計算していたのが、コピペするだけで終わるようになった!」 「計算ミスがなくなった!」 「今まで何十分もかかっていた作業が、ほぼ時間がかからなくなった!」
と、周りの皆さんから本当に感謝されたのを覚えています。私にとってはごく簡単な作業でしたが、これが地方の現場では「画期的な業務改善」として受け止められたのです。
つまり、地方では都市部では「当たり前」と思われているようなエクセルスキルでも、大きな価値になり、あなたの「手に職」として強く認識される場面が多々あるのです。
プロレベルの高度な知識や資格は必要ありません。 基本的な関数や機能を少し知っている、あるいは「ネットで調べればやり方が分かる」というだけでも、周りの人から頼りにされ、業務効率化のキーパーソンとして重宝されるのです。これは、私の経験から得た、地方移住を考えているあなたに知ってほしい「リアル」の一つです。
「エクセル、実はそんなに難しくないかも?」そう感じたあなたは、すでに地方で重宝される素質があるかもしれません。もし、基本的なエクセルスキルを効率よく身につけたいなら、今ではオンラインで手軽に学べる講座がたくさんあります。例えば、数時間の動画を見るだけでも、あなたの仕事の幅が広がる可能性を秘めています。
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まだある!地方の仕事現場で見つけた「非効率」と「価値になるスキル」のリアル
エクセルの話は、地方であなたのスキルがどれほど役立つかの一例に過ぎません。実は、私が地方で働き始めて感じた「非効率」な点は他にもたくさんありました。そして、その一つ一つが、実はあなたの「手に職」になり得るチャンスなのです。
無駄が山積?「同じ作業の繰り返し」に潜む効率化のチャンス
次に私が直面し、驚いたのは、業務の中で「同じ内容を何度も手入力する」という非効率な作業が非常に多かったことです。
例えば、取引先から注文を受けた際のフローを思い出してみてください。通常であれば、見積書、発注書、請求書、そして合計請求書と、一連の書類はシステムなどで連携していて、一度入力すれば情報が自動で引き継がれることが多いですよね。
しかし、私のいた職場では、それらがそれぞれ独立していました。つまり、見積書を見ながら発注書に手入力し、その発注書を見ながら請求書をまた手入力し…といった具合に、毎回同じような内容を何度もゼロから打ち込んでいたのです。
想像してみてください。たった一つの注文に対して、単に見積書を作成する時間の何倍もの時間がかかっていたことになります。当然、手入力が増えれば増えるほど、ミスの可能性も数倍に跳ね上がります。これは、日々の業務の中で、見えないけれど大きなコストとストレスを生み出していました。
では、なぜこのような非効率がまかり通っていたのか?
その根本にあるのは、「関数を知らないからできない」以前の、「そもそも、これを手間や非効率だと感じていない」という意識でした。長年の慣習でそのやり方が定着してしまい、現状を変える必要性や、もっと良い方法があるという認識が薄いのです。
だからこそ、外部から来た私たちのような人材が、「そもそも、これってこうすればもっと楽になるんじゃないですか?」と、新しい視点から指摘し、改善提案をしていくことが非常に重要だと感じました。当たり前を疑う視点と、それを実行する力が、地方ではそのまま「手に職」になるのです。
予想外の「紙文化」?地方ならではの非効率な意思決定プロセス
私が地方で働いて他に驚いたのは、その徹底した「紙文化」です。
前職の小売業でも紙媒体を使うことはありましたが、地方の職場ではその比ではありませんでした。特に、仕事の特性上、行政の方とのやり取りが多かったため、より強く感じたのかもしれません。
例えば、研修やイベントへの参加、出張でいつもの職場を離れる時。あるいは、他の方と協力して新しい企画を始めたいと思った時など、何か新しい行動を起こそうとすると、その都度「決裁」が必要になります。
この「決裁」が、紙媒体で行われるのです。
紙の書類にそのアクションを行う理由や内容を詳細に明記し、行政の担当課から、時には首長(市長や町長など)にまで、順番に印鑑(押印)をもらって承認を得ていくというプロセス。
これは、意思決定のスピード感を著しく損なうものでした。
私は、地域のために新しい企画や活動をどんどん実行したいと考えていました。しかし、毎回新しいことをしようと思うたびに、この決裁の様式を作成し、たくさんの人に印鑑をもらって承認を得るという作業が、正直に言って予想以上に非効率で、大きなストレスでした。中には、SNSに何気ない情報をアップする前にさえ、この決裁が必要な地域もあると聞き、二度驚いたものです。
都市部のビジネスシーンでは、情報共有や意思決定はチャットツールやオンラインシステムでスピーディーに行われることが多くあるかと思います。しかし、地方ではこうした「紙とハンコ」の文化が根強く残っており、これまでの慣習を重んじるがゆえに、業務の効率化がなかなか進まない現状があります。
この経験から私が痛感したのは、「新しいツールや仕組みを導入する力」以前に、「業務フロー全体を見渡し、非効率な部分を見抜く外部からの視点」、そして「それを改善するために、関係各所と粘り強く調整し、理解を得るコミュニケーション力」が、地方では非常に求められる「手に職」になるということです。
こうした地方の現場では、エクセルに限らず、オンライン会議ツール(Zoomなど)の使い方、チャットツール(Slackなど)での効率的なやり取り、プレゼン資料作成(Canvaなど)といった、基本的なITツールの知識があるだけでも、周囲から頼られる存在になれます。そして、その知識は多くの場合、少し検索したり、簡単なオンライン講座を受けるだけでも習得可能です。
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まとめ:地方のリアルを知れば「手に職」のヒントが見えてくる
さて、私の経験から語る「地方の仕事のリアル」はいかがでしたでしょうか?
都市部では当たり前とされるエクセルスキル、あるいはITツールの活用、業務の効率化といった視点、そして紙文化に代表される意思決定プロセスの遅さなど、地方の職場には改善の余地がまだまだ多く存在すると実感しています。
一見すると「大変そう」「非効率だな」と感じるかもしれません。
しかし、これは同時に、あなたのこれまでの経験や、今から身につける少しの知識・スキルが、地方で新たな価値を生み出す「チャンス」でもあるのです。
特別な専門スキルがなくても、「Excelの基本がわかる」「非効率な作業を見抜ける」「新しいツールを使える」といった、あなたにとっては「何気ないこと」が、地方では文字通り「手に職」として強く認識され、周りの人から感謝され、キャリアを築く大きな武器になります。
地方移住とキャリアチェンジは、決して不可能なことではありません。むしろ、あなたの「これまで」と「これから」を掛け合わせることで、想像以上の可能性が広がる場所なのです。
今回の記事では、まず「地方のリアル」を知ってもらい、なぜ「手に職」が必要なのか、その背景を理解してもらいました。
次の記事では、このリアルを踏まえて、具体的にどんな「手に職」が地方で役立つのか、そしてそれをどうやって見つけ、磨いていけば良いのかを、私の経験を交えながらさらに詳しくお話しします。
ぜひ、次の記事も楽しみにしていてくださいね!



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